ZippyScore
ZippyScoreは、処理性能・携帯性・ディスプレイ・バッテリー・コスパ・接続性の6項目をもとに算出した独自評価です。
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- パフォーマンス: 処理速度・GPU性能
- 持ち運び: 画面サイズ・重量
- ディスプレイ: パネル種別・アスペクト比・リフレッシュレート
- バッテリー: バッテリー駆動時間
- コスパ: スペックと価格のバランス
- 接続性: ポートの種類と数
各項目はスペックをもとに定量的に算出しています。そのうえで編集部が製品全体を通して総合的に評価し、加点・減点を行ったうえで最終スコアを決定しています。
良い点・気になる点
良い点
- 16:10の大画面で、240Hzのなめらかな表示と広い作業領域を両立
- テンキー付きキーボードで数字入力がしやすい
- 顔認証対応でログインが一瞬で済む
- Thunderbolt 4対応USB-Cを含みポートが充実
- アイドル時はほぼ無音の静音設計
気になる点
- 実測1931gとかなり重め → 据え置き利用と割り切れば快適
- 純正充電器が429gと重い → 小型100W充電器に替えれば身軽に
- SDカードスロットがない → 写真編集派は外付けリーダーを用意
スペック
| OS | Windows 11 Home |
|---|---|
| CPU | Intel Core Ultra 5 225H (PassMark: 28,599) Intel Core Ultra 7 255H (PassMark: 48,931) |
| メモリ | 16GB / 32GB |
| ストレージ | 1TB |
| ディスプレイ | 16 インチ IPS液晶 (非光沢, 240Hz) 2560x1600 (16:10) |
| 重量 | 1.91 kg |
| インターフェース | USB-A × 1 (10Gbps)、USB-A × 1 (5Gbps)、USB-C × 1 (Thunderbolt 4/40Gbps/PD/映像出力)、USB-C × 1 (10Gbps/PD/映像出力)、HDMI × 1 (ver.2.1)、イヤホンジャック × 1 |
| グラフィックス | Intel Arc 130T (G3D Mark: 6,156) Intel Arc 140T (G3D Mark: 5,634) |
| バッテリー | 最大 16 時間(容量:70 Wh) |
| カメラ | 約500万画素 |
| サイズ | 約 357.9 × 254.8 × 15.0 mm(幅×奥行×高さ) |
| Wi-Fi | Wi-Fi 7 |
| Bluetooth | Bluetooth 5.4 |
| カラー | グレイシャーシルバー |
※構成は販売店・販売時期・地域によって異なる場合があります。
実機レビュー
それでは、OmniBook 7 (16-ay)の実機レビューを見ていきます。今回レビューで使用したのは、以下の構成です。
| 項目 | レビュー機の構成 |
|---|---|
| CPU | Intel Core Ultra 7 255H |
| メモリ | 32GB |
| ストレージ | 1024GB SSD |
| ディスプレイ | 16型 IPS (2560x1600, 240Hz) |
| グラフィックス | Intel Arc 140T |
| カラー | グレイシャーシルバー |
※販売時期や購入先によって構成が異なる場合があります。
デザイン
まずデザインからチェックしていきます。OmniBook 7 (16-ay)はHPのミドルクラスらしく、剛性感がしっかりある筐体です。手に取った瞬間から品質感の高さが伝わってきて、予想より良かったというのが正直な感想です。今回のカラーはグレイシャーシルバーで、安っぽさのないシルバーです。素材もサラサラとしていて指紋が目立ちにくいので、その点は気にせず使えそうです。
グレイシャーシルバーが上品な正面デザイン!
16型ワイドの存在感がやっぱりすごい
天板を見ていきますと、シンプルなHPロゴが配置されていて、最近のモダンな感じのロゴに変わってから僕は好きになりましたね。裏面には大型の吸気口もついていて、エアフローもしっかりしている冷却機構が安心な作りです。
シンプルなHPロゴがかっこいい天板
マットなシルバー天板、指紋もつきにくい!
厚みは実測で15.0mmとなっていて、16インチながら結構薄型なんですよね。素晴らしい。1.9kg級のボディながら15mmの薄さでカバンには収まりやすいサイズ感です。
薄さ15mmは16インチとしてはかなり優秀
裏面はゴム足や大型の吸排気口がしっかり備わっていて、冷却機構への配慮が伝わってきます。据え置きでガンガン負荷をかけても冷やしてくれそうな安心感がありますね。
大型吸気口でエアフロー重視の底面設計
カバーの開閉も試してみましたが、片手でもスッと開けやすいヒンジでした。指を入れられる構造になっているので、開閉のストレスはまったくありません。180度開くわけではないですが、まぁ据え置き用途なら十分な角度でしょうという印象です。
片手でもスッと開く高品質ヒンジ
180度は開かないけど据え置きなら十分な角度
持ち運びやすさ
続いて持ち運びやすさです。正直に言うと、ここはこのPCの弱点になる部分ですね。本体重量は実測で1931gと、メーカー公称値とあまり変わらず、やはりしっかりとした重さがあります。16インチですからね。これでも結構頑張っている方ではあります。
実測1931g、やっぱり見た目通りの重さでした
純正の充電器も測ってみたところ429gと、こちらもなかなかの重量級です。16インチの据え置き志向ということもあり、100W出力の大きめな充電器を採用していますね。外出時でのこの重さはどう改善するかは後ほど解説します。
純正充電器は429g、100W出力なので重ため
片手で持った感じも試してみましたが、いやもう片手だとプルプルしてきて、とてもじゃないけど持ち続けるのはきついです。両手で持って移動するくらいがちょうどいい重さだと、あらためて実感しました。決してモバイル向けPCではないというのは確かです。
片手持ちはプルプル、両手持ち推奨の重さです
ディスプレイ品質
次にディスプレイです。ここはこのPCの一番の見どころだと思います。16インチの大画面に加えて発色がとにかく良く、IPS液晶らしい鮮やかさです。大画面で色合いも綺麗というのは、写真編集をする人にとってはかなり嬉しいポイントですね👌。
発色の良さが一目でわかる鮮やかさ!
解像度は2560×1600で、なんとリフレッシュレートが240Hzまで出力できます。普通は60Hzが多い中でこれはかなり異色で、Webページや文書のスクロールがめちゃくちゃ滑らかに動きます。実際に見てみると結構感動します。長時間ドキュメントを読む人や研究者タイプの人には、かなり相性がいいPCだと思いますね。目も疲れにくくなります。
2560×1600・240Hzを設定画面でも確認!
IPS液晶らしく角度を変えても色合いがあまり変わらないのも良いところです。画面を傾けても発色がキープされるので、複数人数で色んな角度から画面を覗き込んでも見やすいPCだと感じました。
角度をつけても発色が崩れないのはさすがIPS
アスペクト比は16:10で、1画面に表示できる領域がとても広いです。Wikipediaのようなウェブページを見たときも縦方向に長く読めるので、読める情報量がかなり多いのを実感しました。プログラミングでコードをたくさん表示したい人にもぴったりですね。
16:10の縦長画面でスクロール回数が減る!
ソースコードも大画面でかなり見やすいです
映り込みについても確認しましたが、表面はノングレア液晶なので蛍光灯などが映り込んでも反射が分散されてそこまで気になりません。グレア液晶だとチカチカしがちですが、その点はしっかり抑えられているPCだと言えます。ちなみにタッチパネルは非対応です。
ノングレア液晶で反射が分散、目に優しい一枚
キーボードの打ちやすさ
続いてキーボードです。16インチの筐体を活かして、しっかりテンキーが搭載されているのが素晴らしいポイントですね。外部テンキーを別途用意しなくても、このPC1台で数字入力がサクサクこなせます。Excelや会計ソフトで数字をよく打つ人にはうれしい仕様です。
テンキー完備で数字入力がとにかく楽!
打鍵感も試してみましたが、キートップはしっとりした触り心地で、VSCodeでのコーディングでもすごく入力しやすかったです。長時間のタイピングでもそんなにストレスなく打てる印象でした。ホームポジションの下にすぐタッチパッドがあるレイアウトなのも地味に使いやすいポイントです。
しっとりとした打鍵感で長時間でも快適
バックライトもちゃんと搭載されていて、結構煌々と照らしてくれます。暗い場所での作業もやりやすいPCですね。
暗闇でもしっかり見えるキーボードバックライト
タッチパッドの使いやすさ
タッチパッドをみていきましょう。キーボードと比べてもかなり大きめに作られていて、操作感はすごく良いです。最近のトレンド通りの大きめサイズなので、使い勝手はだいぶ上と言えますね。
大きめタッチパッドで操作感も良好
3本指ジェスチャー操作にも対応していて、MacBookの大画面モデルのような使い勝手が楽しめます。ただこちらはミドルクラス機種なので感圧式ではなく物理式のタッチパッドです。下の方は押しやすいんですが、上の方はやや押しにくいという正直な感想はあります。とはいえ滑りもよくクリック感も良いので、品質は高い部類だと思います。
3本指ジェスチャーもスムーズに反応
処理性能
処理性能をみていきましょう。今回のレビュー機はIntel Core Ultra 7 255Hを搭載していて、PassmarkScoreでも 48,931とかなりのハイスコアを叩き出す優秀なCPUです。Core Ultra 5 225H構成を選んでも十分に高いスコアなので、一般的なウェブ閲覧やオフィス作業はもちろん、簡単な動画編集も余裕でこなせます。なお今回はPCMark 10がどうしても正常動作せず、計測はできませんでした。
| スコア | 評価感 | 実際の使い勝手(イメージ) |
|---|---|---|
| ~5,500 | やや動作に余裕がない | 動作の引っかかりを感じやすく、複数作業ではストレスが出やすい。快適に使うにはやや厳しい水準。 |
| 5,500~8,000 | 日常用途向け | Web閲覧やOffice、テレワーク用途なら問題なく使える水準。 |
| 8,000~12,500 | 快適(標準) | 日常的なPC作業は余裕でこなせる。軽い動画編集や簡単なゲームにも対応しやすい。 |
| 12,500~20,000 | 高性能(主流) | 複数アプリでの作業も快適。重めの処理や3Dゲームにもある程度対応できる。 |
| 20,000~40,000 | かなり高性能 | 高いパフォーマンスが求められる作業やゲームでも快適に使いやすい。 |
| 40,000~ | 非常に高性能 このPC | クリエイティブ用途や高負荷な作業でも余裕があり、長く使える高い性能。 |
※PassMark CPU MarkはマルチスレッドのCPU総合性能を測る指標です。スコアは同一CPU・テスト環境でも多少の差が出ることがあります。
グラフィックス性能は3DMark Steel Nomad Lightで計測できて、スコアは3608でした。この数値なら簡単な軽めのPCゲームも動かせる余地があります。
3DMarkスコア3608、軽めのゲームならいけそう
| スコア | 評価感 | 実際の使い勝手(イメージ) |
|---|---|---|
| ~400 | 最低限 | 3D性能はかなり控えめ。ゲーム用途にはあまり向きにくい。 |
| 400~900 | 軽い3D向け | 軽めのゲームや低負荷の3D処理なら対応可能。 |
| 900~1,500 | 普通(主流) | 内蔵GPUとしては標準的。軽〜中程度のゲームを設定次第で楽しめる。 |
| 1,500~2,200 | 高性能 | 内蔵GPUとしてはかなり強め。ゲームや3D処理も快適にこなしやすい。 |
| 2,200~ | かなり高性能 このPC | 軽量PCとしてはトップクラスの3D性能。余裕のある描画性能。 |
※3DMark Steel Nomad Lightは軽量PC・内蔵GPU向けの3D性能指標です。Time Spyとはスコアレンジが異なるため、直接比較はできません。
ストレージ速度も計測しました。CrystalDiskMarkでリード6383MB/s、ライト5537MB/sと読み書きともにかなり速く、重いファイルのやり取りもストレスなく行えそうです。
リード6383MB/sの爆速SSD、快適そのもの!
| スコア | 評価感 | 実際の使い勝手(イメージ) |
|---|---|---|
| ~600 MB/s | 最低限 | HDDよりは速いが、最近のSSDとしては控えめ。アプリ起動や読み込みはやや遅く感じることがある。 |
| 600~1,500 MB/s | 普通 | 日常用途では問題ないが、最新SSDと比べるとアプリ起動や読み込み速度はやや見劣りしやすい。 |
| 1,500~3,500 MB/s | 快適(主流) | アプリ起動やファイル読み込みがスムーズで、普段使いでは不満が出にくい。 |
| 3,500~5,500 MB/s | 高速 | 大きなデータの読み込みやアプリ起動もかなり快適。上位クラスのSSDらしい速さ。 |
| 5,500 MB/s~ | かなり高速 このPC | 高速なNVMe SSDらしい性能で、重いデータを扱う場面でも待ち時間を感じにくい。 |
※CrystalDiskMarkはストレージ(SSD)の速度を測る指標です。PC全体の性能ではなく、主にアプリ起動やファイル読み込みの速さに影響します。
バッテリー持ち
バッテリー評価:普通
バッテリーをみていきましょう。Battery reportで確認したところ70Whとかなり大容量のバッテリーを積んでいます。メーカー公称では19時間程度とされていますが、大画面で画面輝度を上げたり240Hzのリフレッシュレートを高めに使ったりすると、その分減りは早くなるので、充電器なしで1日使うには少し厳しいでしょう。
設計容量70Whでまだ劣化はほぼなし
本機種は純正充電器が100Wあり重量が約430gと少し重めのものなので持ち運びはちょっと厳しい状況ですが、その場合はAnkerなどから出ている小型の100WクラスのUSB-C充電器(実測193g)に替えれば、純正の半分以下の重さに減らせます。これは外出時に持っていく場合の荷物を減らすちょっとしたコツですね。よくある65Wクラスを選んではいけないことに注意してください。
小型100W充電器なら身軽に持ち出せる
ファン音と発熱
気になるファンの音と発熱もチェックします。アイドル時はほとんど音がしなくて、ストレスフリーに使えます。
アイドル時は約19.3dBとほぼ無音
負荷をかけた状態でも42.9dB程度で、大きな不快音という感じはしませんでした。筐体が大きくエアフローがしっかりしているぶん、高負荷時でも過度な騒音になりにくい印象です。
高負荷でも42.9dB程度、思ったより静か
| 騒音レベル | 評価感 | 体感イメージ |
|---|---|---|
| 30 dB未満 | ほぼ無音 アイドル時 | ファン音はほとんど聞こえない。図書館並みの静けさで、集中作業にも最適。 |
| 30〜35 dB | 静か | わずかに聞こえるが気にならないレベル。静かな部屋でも作業に集中できる。 |
| 35〜40 dB | やや聞こえる | 「回ってるな」と分かる程度。作業の邪魔になりにくく許容できるレベル。 |
| 40〜45 dB | うるさめ 負荷時 | 静かな環境では気になりやすい。ヘッドフォンを使いたくなる場面もある。 |
| 45〜50 dB | うるさい | 長時間使用するとストレスになりやすい。冷却優先の設計といえる。 |
| 50 dB〜 | かなりうるさい | 高負荷時に目立つ騒音レベル。ゲーミングPC的な冷却設計で性能重視。 |
排気口は完全に背面に設置されているので、マウスを持つ手元が熱くなるようなこともありません。右側に排気口があるPCだと結構気になるんですが、その点はしっかり配慮されています。
背面排気で手元が熱くならない設計
拡張性
続いて拡張性をみていきましょう。左側にUSB-Aとイヤホンジャック、右側にUSB-C×2(うち1つはThunderbolt 4・PD・DP Alt対応の40Gbps、もう1つはPD・DP Alt対応の10Gbps)とHDMI 2.1、USB-Aが備わっています。
左側はUSB-Aとイヤホンジャック
右側はUSB-C×2・HDMI・USB-Aとかなり充実
HDMI、映像出力可能なUSB-C搭載なので外部ディスプレイへの出力はかなり強い印象です。実際にHDMIで試したところ、27インチ4Kモニターにもバッチリ映りました。
HDMI接続で4Kモニターにもバッチリ
さらにUSB-Cから2枚の4Kモニターとモバイルディスプレイを同時出力してみたところ、本体と合わせて最大4枚のモニター出力もこなせました。デスクトップスタイルで使うと作業効率がかなり上がりますね。
USB-Cから2画面出力、これはデスク作業が捗る!
ただ、これだけ筐体が大きいならSDカードスロットもあれば良かったなというのは感じました。写真編集をする人はこのまま挿せたら便利だったはずです。とはいえ、それ以外のポート構成はかなり充実している部類です。
Webカメラの実用性
Webカメラの実用性もチェックしていきます。内蔵ウェブカメラは500万画素と解像度は高めです。実際にカメラアプリで撮影してみたところ、明るめでセンサー自体は標準的な写りでしたが、ビデオ通話で使う分にはきれいに映る方だと感じました。
500万画素、ビデオ通話には十分な写り
物理式のプライバシーシャッターも搭載されているので、Web会議中にさっとレンズを隠せて安心です。
物理シャッターで映したくない時も安心
スピーカー音質
スピーカーの音質も聞いてみました。Poly Studioのサウンドシステムを採用しているとのことで、ビデオ通話でも聞き取りやすい音でした。試しに映画を視聴してみましたが、大画面かつ発色の良いディスプレイとも相性が良く、動画鑑賞にもかなり向いている機種だと感じます。
映画鑑賞にも重宝する大画面×良音質のコンボ
セキュリティ機能
セキュリティ機能としては顔認証に対応しています。Windows Helloによって、カバーを開けて顔を向けるだけですぐにロック解除できるのはとても便利なポイントです。
顔を向けるだけでスッとロック解除
価格
価格についても触れておきます。これだけのスペック搭載でありながら、¥164,900で購入できて、キャンペーンによってはさらに安く手に入ることもあります。16インチの大画面・240Hz・テンキー付きというボリュームを考えると、コスパはかなり良い部類だと言えます。
総評
HP OmniBook 7 (16-ay)は、なんといっても16インチの大画面と240Hzの高リフレッシュレート、そしてテンキー付きキーボードが光る一台です。実測1931gと持ち運びには正直向きませんが、その分エアフローや冷却、拡張性などデスクトップ的な快適さがしっかり作り込まれています。僕は据え置きで写真編集やプログラミングをじっくりやりたい人、数字入力の多い事務作業をする人にはぴったりの一台だと思います。
240Hz×大画面、この発色の良さがやっぱり最大の武器!
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