ZippyScore
ZippyScoreは、処理性能・携帯性・ディスプレイ・バッテリー・コスパ・接続性の6項目をもとに算出した独自評価です。
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- パフォーマンス: 処理速度・GPU性能
- 持ち運び: 画面サイズ・重量
- ディスプレイ: パネル種別・アスペクト比・リフレッシュレート
- バッテリー: バッテリー駆動時間
- コスパ: スペックと価格のバランス
- 接続性: ポートの種類と数
各項目はスペックをもとに定量的に算出しています。そのうえで編集部が製品全体を通して総合的に評価し、加点・減点を行ったうえで最終スコアを決定しています。
良い点・気になる点
良い点
- 32GBメモリで複数作業もサクサク動く
- カタログ値20時間の大容量バッテリーで外出先でも安心
- Thunderbolt 4含む充実ポートで最大4画面出力も可能
- 16:10の高解像度IPS液晶でソースコードも見やすい
気になる点
- 純正充電器は100W仕様→65W充電器だと低速充電になるので注意
- ヒンジは片手だとやや浮く→両手で開ければスムーズ
スペック
| OS | Windows 11 Home |
|---|---|
| CPU | Intel Core Ultra 5 225U (PassMark: 17,844) Intel Core Ultra 7 255U (PassMark: 17,866) Intel Core Ultra 7 255H (PassMark: 48,931) |
| メモリ | 16GB / 32GB |
| ストレージ | 512GB / 1TB |
| ディスプレイ | 14 インチ IPS液晶 (非光沢) 1920x1200 (16:10) 14 インチ IPS液晶 (非光沢) 2240x1400 (16:10) |
| 重量 | 1.41 kg |
| インターフェース | USB-C × 1 (Thunderbolt 4/40Gbps/PD/映像出力)、USB-C × 1 (10Gbps/PD/映像出力)、USB-A × 1 (10Gbps)、USB-A × 1 (5Gbps)、HDMI × 1 (ver.2.1)、イヤホンジャック × 1 |
| グラフィックス | Intel Graphics (G3D Mark: 3,183) Intel Arc 140T (G3D Mark: 6,607) |
| 生体認証 | 顔認証 |
| バッテリー | 最大 20 時間(容量:59 Wh) |
| サイズ | 約 314 × 226 × 18.9 mm(幅×奥行×高さ) |
| Wi-Fi | Wi-Fi 7 |
| Bluetooth | Bluetooth 5.4 |
| カラー | SAKURA / ピンク / グレイシャーシルバー / グレイシャ―シルバー |
※構成は販売店・販売時期・地域によって異なる場合があります。
実機レビュー
それでは、OmniBook 7 14-frの実機レビューを見ていきます。今回レビューで使用したのは、以下の構成です。
| 項目 | レビュー機の構成 |
|---|---|
| CPU | Intel Core Ultra 7 255H |
| メモリ | 32GB |
| ストレージ | 1024GB SSD |
| ディスプレイ | 14型 IPS (2240x1400) |
| グラフィックス | Intel Arc 140T |
| カラー | グレイシャーシルバー |
※販売時期や購入先によって構成が異なる場合があります。
デザイン
まずはデザインから見ていきましょう。今回お借りしているのはグレイシャーシルバーというカラーで、OmniBook 7 14-frにはほかにメテオシルバーやSAKURAといった色も用意されているのですが、このグレイシャーシルバーはマットでサラサラとした質感にまとまっていて指紋が目立ちにくいのがうれしいポイントです。価格帯を考えるとチープさは感じにくい質感でした。
マットな質感がしっとり心地いい正面!
指紋が目立たないのが地味に嬉しい👍
天板にはHPのロゴがさりげなく配置されたシンプルなデザインです。
シンプルなHPロゴがさりげなく効いてる
奇をてらわない天板デザインがいい
厚みも見てみると、314×226×18.9mmで14インチとしては標準的な薄さです。極薄というわけではないですが、日常使いには十分なサイズ感でした。
標準的な薄さでカバンにもスッと収まる
底面には大きめの吸気口が備わっていて冷却性能を支えている印象です。ゴム足もしっかりしていてタイピング中のズレも心配ありません。
大きめ吸気口としっかりしたゴム足を発見
カバーの開け閉めは、片手だとちょっとだけ浮いてしまう感じがありました。とはいえ右手で開けつつ左手で軽く押さえればスムーズに開けられるので、そこまで気になりません。
片手だとちょっと浮くけど気にするほどでもないかな
開く角度も普段使いには十分でした
持ち運びやすさ
次に持ち運びやすさです。本体重量を測ってみたところ実測1488gと、カタログ値の約1.41kgとほぼ一致する結果でした。
実測1488gでカタログ値とほぼ一致!
純正充電器は実測で約422gとやや重ためだったんですが、その理由はこのPCが100Wの電力を必要とする仕様だからですね。正直これは自分でも驚きました。
実測約422gとちょっと重めの純正充電器
約1.41kgという数字は、めちゃくちゃ軽いわけではないものの14インチクラスとしては標準的な重さで、毎日の通勤・通学バッグに入れても許容範囲と感じられます。片手だとさすがにずっしりきますが、両手なら十分扱いやすいですね。純正充電器の重さについては、このあとバッテリー持ちのセクションで触れます。
片手だとずっしり、両手なら余裕です
ディスプレイ品質
ディスプレイを見ていきましょう。今回の構成は14インチ・2240×1400のIPS液晶で、発色は非常に良好でした。実際にカラフルなバラの写真を表示してみると、鮮やかな色合いがしっかり再現されています。
バラの発色が鮮やかでうっとりする画質
視野角も広めで、斜めから覗き込んでも色味が大きく変わりません。IPS液晶だけあってこのあたりの使い勝手はかなり良好です。
斜めから見ても色味が崩れにくい!
アスペクト比は16:10で、16:9のノートPCと並べてみると縦方向の表示領域がしっかり広いのがわかります。スクロール回数が減ったり資料を一度に見渡せたりと、地味に効いてくるポイントですね。プログラミングのソースコードを表示してみても見やすい印象でした。
16:10のおかげで縦の情報量がしっかり広い
輝度は実測で300nitoで、爆発的に明るいわけではないですが普段使いには十分です。そして非光沢のアンチグレア仕様なので、照明のある室内でも映り込みはかなり抑えられていました。
非光沢仕様で映り込みがかなり少ない
キーボードの打ちやすさ
キーボードはアイソレートタイプの日本語配列で、レイアウトはかなり打ちやすい印象です。
打ちやすそうな日本語配列キーボード
実際にソースコードを表示させながら打鍵してみましたが、筐体がしっかりしているぶんたわみもなく、パチパチと軽快に打てる感触でした。個人的にも好きなタイプの打鍵感です。
たわみなくパチパチ軽快に打てる!
バックライトにも対応しているので、暗い場所での作業も問題なくこなせます。
バックライトで暗い場所でも安心
タッチパッドの使いやすさ
続いてタッチパッドです。キーボードとのバランスを考えても大きめのサイズで、指の滑りも非常にスムーズでしたね。
大きめサイズで指の滑りがなめらか
3本指・4本指のジェスチャー操作もスムーズに反応してくれるので、このサイズ感ならマウスなしでも十分快適に使えそうです。
ジェスチャー操作もサクッと反応する
処理性能
処理性能もチェックしていきましょう。PCMark 10のスコアは8736で、Core Ultra 7 255H・32GBメモリというハイスペックな構成なので数値的にもかなり高めです。普段使いはサクサク動作しますし、簡単な動画編集くらいまでこなせる処理能力ですね。
PCMark 10で8736のハイスコア!
| 総合スコア | 評価感 | 実際の使い勝手(イメージ) |
|---|---|---|
| ~4,000 | 最低限 | Web閲覧や簡単な作業は可能。複数タスクやタブを多く開くと重さを感じやすい。 |
| 4,000~5,000 | 軽作業向け | 日常作業は可能だが、複数アプリの同時使用では待ち時間が出やすい。 |
| 5,000~6,500 | 快適(主流) | ほとんどの作業がストレスなくこなせる。仕事・学業・オンライン会議も安心して使える。 |
| 6,500~8,000 | 高性能 | 複数作業も余裕。軽い写真編集やプログラミングなどにも対応できる。 |
| 8,000~ | かなり高性能 このPC | 動画編集など重めの処理にも対応。長く使える性能で不満を感じにくい。 |
※PCMark 10は総合的な快適さを示す指標です。実際の体感はCPU・メモリ容量・SSD速度などによって変わる場合があります。
Cinebench 2026も測定してみたところ、マルチスレッドで4271ポイントというハイスコアを記録しました。
Cinebench 2026マルチ4271ポイント
| スコア | 評価感 | 実際の使い勝手(イメージ) |
|---|---|---|
| ~1,000 | 最低限 | 軽い作業は可能だが、重い処理や複数作業では力不足を感じやすい。 |
| 1,000~2,000 | 標準(省電力重視) | 日常用途はこなせるが、負荷の高い処理では待ち時間が出やすい。 |
| 2,000~3,000 | 快適(主流) | 仕事・学業・オンライン会議などは十分快適。多くの人にはこのクラスで十分。 |
| 3,000~4,000 | 高性能 | 複数作業や軽〜中程度の編集、開発用途にも対応できる余裕のある性能。 |
| 4,000~ | かなり高性能 このPC | 動画編集や重めの処理もこなしやすく、CPU性能で不満を感じにくい。 |
※Cinebench 2026はCPUのマルチコア性能を測る最新の指標です。R23よりスコアが低めに出るため、直接比較はできません。
GPU性能も3DMark Steel Nomad Lightで3612というスコアで、こちらもなかなか高めです。軽めのPCゲームくらいなら問題なくこなせますし、動画の書き出しも短縮できますね。
Steel Nomad Light 3612、軽いゲームもOK
| スコア | 評価感 | 実際の使い勝手(イメージ) |
|---|---|---|
| ~400 | 最低限 | 3D性能はかなり控えめ。ゲーム用途にはあまり向きにくい。 |
| 400~900 | 軽い3D向け | 軽めのゲームや低負荷の3D処理なら対応可能。 |
| 900~1,500 | 普通(主流) | 内蔵GPUとしては標準的。軽〜中程度のゲームを設定次第で楽しめる。 |
| 1,500~2,200 | 高性能 | 内蔵GPUとしてはかなり強め。ゲームや3D処理も快適にこなしやすい。 |
| 2,200~ | かなり高性能 このPC | 軽量PCとしてはトップクラスの3D性能。余裕のある描画性能。 |
※3DMark Steel Nomad Lightは軽量PC・内蔵GPU向けの3D性能指標です。Time Spyとはスコアレンジが異なるため、直接比較はできません。
ストレージ速度もCrystalDiskMarkでリード6196MB/s・ライト5331MB/sという爆速の結果でした。大きなファイルもストレスなく扱えます。
リード6196MB/sの爆速ストレージ!
| スコア | 評価感 | 実際の使い勝手(イメージ) |
|---|---|---|
| ~600 MB/s | 最低限 | HDDよりは速いが、最近のSSDとしては控えめ。アプリ起動や読み込みはやや遅く感じることがある。 |
| 600~1,500 MB/s | 普通 | 日常用途では問題ないが、最新SSDと比べるとアプリ起動や読み込み速度はやや見劣りしやすい。 |
| 1,500~3,500 MB/s | 快適(主流) | アプリ起動やファイル読み込みがスムーズで、普段使いでは不満が出にくい。 |
| 3,500~5,500 MB/s | 高速 | 大きなデータの読み込みやアプリ起動もかなり快適。上位クラスのSSDらしい速さ。 |
| 5,500 MB/s~ | かなり高速 このPC | 高速なNVMe SSDらしい性能で、重いデータを扱う場面でも待ち時間を感じにくい。 |
※CrystalDiskMarkはストレージ(SSD)の速度を測る指標です。PC全体の性能ではなく、主にアプリ起動やファイル読み込みの速さに影響します。
バッテリー持ち
バッテリー評価:長め
バッテリーについても見ていきます。バッテリー容量は68Wh搭載でこの価格帯のPCにして多めです。カタログ値は最大20時間とも書いてあるので、本機種のバッテリー持ちは長めと言えますね。
68Whの大容量バッテリーで安心
ちなみに、本機種の純正充電器は100Wなのですが、試しに手持ちのAnker製65W USB-C充電器を繋いでみたところ、画面に低速充電の表示が出てしまいました。一応充電マークにはなっているもののちょっと電力不足になるかもしれないですね。14インチPCで外部GPUなしで100Wは珍しいですよね。
65W充電器だと低速充電の警告が…
一方でAnkerの100W USB-C充電器なら警告は出ず問題なく充電できました。モバイル運用するなら100Wクラスのサードパーティ製充電器を用意しておくのがおすすめです。
100W充電器ならすんなり充電できた!
駆動時間は輝度や作業負荷によって公称値より早く減っていくので、実際には7〜8割程度を目安に考えておくと安心でしょう。しかし普段の軽めの作業中心なら、1日を通して安心して使える持ちの良さだと思います。
ファン音と発熱
ファンの音や発熱もチェックしておきましょう。アイドル時は実測で18dBほどとかなり静かで、ほぼ無音に近い状態で使えます。
アイドル時18dBでほぼ無音!
負荷をかけると40.3dBまで上がり、このときはさすがにファンの回転音がわかるようになります。
高負荷時は40.3dBまで上昇
| 騒音レベル | 評価感 | 体感イメージ |
|---|---|---|
| 30 dB未満 | ほぼ無音 アイドル時 | ファン音はほとんど聞こえない。図書館並みの静けさで、集中作業にも最適。 |
| 30〜35 dB | 静か | わずかに聞こえるが気にならないレベル。静かな部屋でも作業に集中できる。 |
| 35〜40 dB | やや聞こえる | 「回ってるな」と分かる程度。作業の邪魔になりにくく許容できるレベル。 |
| 40〜45 dB | うるさめ 負荷時 | 静かな環境では気になりやすい。ヘッドフォンを使いたくなる場面もある。 |
| 45〜50 dB | うるさい | 長時間使用するとストレスになりやすい。冷却優先の設計といえる。 |
| 50 dB〜 | かなりうるさい | 高負荷時に目立つ騒音レベル。ゲーミングPC的な冷却設計で性能重視。 |
排気口は本体の後方に配置されているので、右手でマウス操作をしていても温かい風が気になることはなさそうです。
後方排気だから手元が快適
端子の充実度
端子まわりも見ていきましょう。左側にはUSB-Aとイヤホンジャックが配置されています。
左側はUSB-Aとイヤホンジャック
右側にはThunderbolt 4対応のUSB-C、もう一つのUSB-C、USB-A、HDMI 2.1と揃っていて、拡張性はかなり高い方ですね。ハブがなくてもこの1台でほとんどの周辺機器に対応できます。
右側にThunderbolt 4など端子が集結
実際に4Kモニターに接続してみましたが、HDMI経由での4K出力は全く問題ありませんでした。
HDMIで4K出力も余裕でした
さらにUSB-Cの映像出力も併用したところ、4Kモニター2枚とモバイルディスプレイを合わせてこのPC1台で最大4画面出力もバッチリできました。最近のノートPCはこんなことまでできるんですね。これは素晴らしい👍。
USB-C併用で4画面出力もバッチリ!
もしさらにポートを増やしたい場合は、このようにUSB-Cハブを組み合わせれば拡張性はさらに広がるのでご安心を。
ハブを足せばさらに拡張性アップ
Webカメラの実用性
Webカメラの映りも確認してみました。200万画素のカメラを搭載していて、実際に撮影してみると解像度感もありセンサーも明るく映るので、ビデオ通話でもきれいに映る印象です。
200万画素でも意外と綺麗に映る!
プライバシーシャッターも搭載されているので、カメラを使いたくないときはさっと物理的に隠せます。ソフトウェア制御ではなく物理シャッターなので、その点は安心感がありますよね。
物理シャッターでレンズを隠せる安心感
スピーカー音質
スピーカーの音質もチェックしてみましょう。映画を再生してみたところ、音の聞き取りやすさはかなり良好でした。
映画の音がクリアに聞き取れる!
というのも本機種はPoly Studioのサウンドシステムを採用しているとのことで、公式が謳う「クリアで豊かなサウンド」は嘘ではなさそうです。スピーカーの位置も本体の手前側にあるので、音が広がりやすいのもいいポイントですね。
手前側のスピーカー配置がいい仕事してる
セキュリティ機能
セキュリティ機能としては顔認証(Windows Hello)に対応していて、画面を開くだけでスッとロック解除できました。地味に便利な機能です。
Windows Helloでスッとログイン完了
価格
価格についても触れておくと、Thunderbolt 4やHDMI 2.1、プライバシーシャッターといった機能を考えると、¥163,780から購入できる点はかなり頑張っている印象です。
総評
総合的に見ると、HP OmniBook 7 14-frはバッテリー・処理性能・拡張性のバランスが取れた、まさにスタンダードな14型モバイルノートだと感じました。100Wクラスの充電器が必要な点や高負荷時のファン音は少し気になりますが、それを差し引いても、この価格でハイパフォーマンスの性能や、Thunderbolt 4や4画面出力までこなせてしまうのはかなりコスパが良いです。このPCだけで5年以上は使えるのではないでしょうか。僕はプログラミングや資料作成が多い学生さんや、複数モニター環境で作業したいビジネスパーソンにぴったりの一台だと思います。
4画面出力までこなせる拡張性の高さ!
価格
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