ZippyScore
ZippyScoreは、処理性能・携帯性・ディスプレイ・バッテリー・コスパ・接続性の6項目をもとに算出した独自評価です。
評価基準を見る
- パフォーマンス: 処理速度・GPU性能
- 持ち運び: 画面サイズ・重量
- ディスプレイ: パネル種別・アスペクト比・リフレッシュレート
- バッテリー: バッテリー駆動時間
- コスパ: スペックと価格のバランス
- 接続性: ポートの種類と数
各項目はスペックをもとに定量的に算出しています。そのうえで編集部が製品全体を通して総合的に評価し、加点・減点を行ったうえで最終スコアを決定しています。
良い点・気になる点
良い点
- 純正充電器が150gと軽量でACプラグも収納できるからかさばらない
- 32GBの大容量メモリで、複数の作業を同時に進めても重くなりにくい
- 有機ELディスプレイで、発色の良さが際立つ映像を楽しめる
- HDMI・USB-Aを含むポートが充実していて、拡張性が高い
- Poly Studio採用のスピーカーで、動画や音楽をサラウンド感たっぷりに楽しめる
気になる点
- グレア液晶のため、蛍光灯や窓の光の映り込みは少し気になる
- 実測1428gとやや重ためで、毎日持ち歩く用途では若干負担
スペック
| OS | Windows 11 Home |
|---|---|
| CPU | AMD Ryzen AI 5 435 (PassMark: 18,919) AMD Ryzen AI 7 450 (PassMark: 26,262) |
| メモリ | 16GB / 32GB |
| ストレージ | 512GB / 1TB |
| ディスプレイ | 14 インチ 有機EL(OLED)ディスプレイ (タッチパネル) 1920x1200 (16:10) 14 インチ 有機EL(OLED)ディスプレイ (タッチパネル, 120Hz) 2880x1800 (16:10) |
| 重量 | 1.40 kg |
| インターフェース | USB-C × 2 (40Gbps/PD/映像出力)、USB-A × 2 (10Gbps)、HDMI × 1 (ver.2.1)、イヤホンジャック × 1 |
| グラフィックス | AMD Radeon 840M (G3D Mark: 3,805) AMD Radeon 860M (G3D Mark: 4,882) |
| 生体認証 | 顔認証 |
| バッテリー | 最大 24 時間(容量:70 Wh) |
| カメラ | 約500万画素 |
| サイズ | 約 313 × 218.5 × 14.4 mm(幅×奥行×高さ) |
| Wi-Fi | Wi-Fi 7 |
| Bluetooth | Bluetooth 6.0 |
| カラー | ディープエスプレッソ |
実機レビュー
デザイン
まずは外観からです。カラーはディープエスプレッソで、開いた瞬間からすでに質感の高さが伝わってきます。10万円前後のPCとは全然違う高級感がありますね。
正面から見ただけで伝わる質感の良さ!
主張しすぎないロゴ配置もかっこいい
天板はHPのロゴがシルバーであしらわれていて、キラッと光るロゴデザインがかなりかっこいいです。そして主張しすぎないシンプルな天板デザインが上品さを引き立てています。
控えめじゃなくシックにまとまった天板
どの角度から見ても美しい
厚みはかなり薄めで、カバンにもさっと入れやすいサイズ感です。個人的にはこういう薄いPCをノートPC専用の収納があるカバンに直接入れるのが一番楽だと思っています。
驚くほどスリムなシルエット
底面は強力なエアフローが効いていて排気性も良さそうです。ゴム足もしっかりしているので、タイピング中にピタッと止まって動きにくいのも嬉しいポイント。
ネジ穴も見当たらないほど底面までしっかり作り込まれている!
カバーの開閉は片手でもスッと開くヒンジで、開け閉めのストレスがありません。
片手でもスッと開くのが地味に嬉しい
2in1の使い勝手
このモデル最大の特徴は、やっぱりタブレットモードになるところです。ニュースを読んだり電子書籍として使ったりと、1台で2役こなせるのがいいですね。
片手でも意外といける軽快さ
ソースコードを読むのにも普通に使える。
ペンは標準で付属していないので別売りのペンが必要ですが、マルチタッチ対応なので手書きでイラストやメモが書けるのはやっぱり便利。
1台でタブレットにもなるのはやっぱり便利
僕が好きなのはディスプレイモードで、外部のBluetoothキーボードとマウスを組み合わせればミニデスクトップ化できます。外出先でもデスクトップ的な作業環境を作れるのはかなり魅力的です。
僕ならこのスタイルで使いたい
テントモードは映画鑑賞なんかに向いていて、没入感が高くなりますね。
没入感が上がるテントモード
持ち運びやすさ
実測重量は1428gでした。カバンに入れて持ち運ぶ分にはまだ許容範囲ですが、片手だけで持ち上げ続けるにはちょっとずっしりする重さです。
1.4kgクラスはやっぱり少しずっしりかなと。
ただ、充電器がめちゃくちゃ軽いんです。65W USB-C充電器で実測約150.7gと、標準の充電器としてはかなり軽量。しかもACプラグの部分が格納できるのは地味に珍しいポイントです。
標準でこの軽さは正直びっくり
プラグ収納できるのはなかなかレアです
片手で持ってみると1.4kgクラスなのでやっぱりちょっとずっしり感はありますが、カバンに入れて持ち歩く分には全然問題ない重さです。僕は1.4kgまでが持ち運びの許容範囲かなと思っています。
片手だとずっしり、カバンなら余裕
ディスプレイ品質
ディスプレイはかなり素晴らしいです。有機ELで発色は抜群、黒の沈み込みも桁違いにいいですね。
黒の締まりが桁違いに良い
3K(2880×1800)の高解像度で16:10のアスペクト比、リフレッシュレート120Hzのおかげでスクロールがヌルヌル動くのも気持ちいいです。視野角も広くて、違う角度から見ても色合いがほぼ変わりません。
どの角度から見ても発色は変わらず
タッチパネル対応なので直感的な操作ができるのも初心者にはうれしいポイントですね。
タッチ対応で直感的に操作できちゃう
16:10のアスペクト比は16:9のディスプレイと比べて縦の表示領域が大きいので、その分スクロール回数が減って便利です。
縦に広いから資料も見やすい
グレア液晶なので蛍光灯や窓の映り込みはどうしても発生してしまいます。とはいえ発色の良さは正直それを差し引いても価値があると僕は思います。
映り込みはグレア液晶の宿命ですね
キーボードの打ちやすさ
キーボードは最近のHPらしく、筐体の枠いっぱいにキーレイアウトが敷き詰められていて、日本語キーボードでもかなり綺麗な配置になっています。
美しく整理されたキー配列
打鍵感はかなり良くて、たわみもなくCtrlキーが一番左下にあるのも打ちやすいポイント。上下左右キーも大きめで、Home・End・PageUp・PageDownが書いてあるのもわかりやすくて好みです。
10点中9点のタイピング心地の良さ
もちろんバックライトにも対応していて、暗い場所での作業も問題ありません。
暗所でもしっかり文字が見える
タッチパッドの使いやすさ
タッチパッドは大型化されていて使いやすいです。感圧式トラックパッドではありませんが、キーボードに対してかなり大きめなので、マウスなしでも膝の上で操作しやすいです。
MacBookさながらの使い心地
これだけ大きいとジェスチャー操作もやりやすくて、正直マウスがなくてもこれ一つでどこでも操作できてしまいます。
ジェスチャーもスイスイ決まる
処理性能
処理性能をみていきましょう。今回の構成はAMD Ryzen AI 7 450、メモリ32GBです。PCMark 10は7951というスコアで、一般的な操作でもたつくことはまずなさそうです。
7951という高スコアに一安心
| 総合スコア | 評価感 | 実際の使い勝手(イメージ) |
|---|---|---|
| ~4,000 | 最低限 | Web閲覧や簡単な作業は可能。複数タスクやタブを多く開くと重さを感じやすい。 |
| 4,000~5,000 | 軽作業向け | 日常作業は可能だが、複数アプリの同時使用では待ち時間が出やすい。 |
| 5,000~6,500 | 快適(主流) | ほとんどの作業がストレスなくこなせる。仕事・学業・オンライン会議も安心して使える。 |
| 6,500~8,000 | 高性能 このPC | 複数作業も余裕。軽い写真編集やプログラミングなどにも対応できる。 |
| 8,000~ | かなり高性能 | 動画編集など重めの処理にも対応。長く使える性能で不満を感じにくい。 |
※PCMark 10は総合的な快適さを示す指標です。実際の体感はCPU・メモリ容量・SSD速度などによって変わる場合があります。
驚いたのがCinebench 2026で、マルチスレッド2920ptsとかなり高い数値が出ました。6コア12スレッドのCPUなのでマルチタスクの作業にはかなり心強いです。動画エンコードにも安心できますね。
マルチスレッド2920は伊達じゃない
| スコア | 評価感 | 実際の使い勝手(イメージ) |
|---|---|---|
| ~1,000 | 最低限 | 軽い作業は可能だが、重い処理や複数作業では力不足を感じやすい。 |
| 1,000~2,000 | 標準(省電力重視) | 日常用途はこなせるが、負荷の高い処理では待ち時間が出やすい。 |
| 2,000~3,000 | 快適(主流) このPC | 仕事・学業・オンライン会議などは十分快適。多くの人にはこのクラスで十分。 |
| 3,000~4,000 | 高性能 | 複数作業や軽〜中程度の編集、開発用途にも対応できる余裕のある性能。 |
| 4,000~ | かなり高性能 | 動画編集や重めの処理もこなしやすく、CPU性能で不満を感じにくい。 |
※Cinebench 2026はCPUのマルチコア性能を測る最新の指標です。R23よりスコアが低めに出るため、直接比較はできません。
3DMark Steel Nomad Lightは2562というスコアで、簡単なPCゲームもこなせるくらいの実力があります。この価格帯を考えるとコスパはかなり良いです。
簡単なゲームもいけちゃうスコア
| スコア | 評価感 | 実際の使い勝手(イメージ) |
|---|---|---|
| ~400 | 最低限 | 3D性能はかなり控えめ。ゲーム用途にはあまり向きにくい。 |
| 400~900 | 軽い3D向け | 軽めのゲームや低負荷の3D処理なら対応可能。 |
| 900~1,500 | 普通(主流) | 内蔵GPUとしては標準的。軽〜中程度のゲームを設定次第で楽しめる。 |
| 1,500~2,200 | 高性能 | 内蔵GPUとしてはかなり強め。ゲームや3D処理も快適にこなしやすい。 |
| 2,200~ | かなり高性能 このPC | 軽量PCとしてはトップクラスの3D性能。余裕のある描画性能。 |
※3DMark Steel Nomad Lightは軽量PC・内蔵GPU向けの3D性能指標です。Time Spyとはスコアレンジが異なるため、直接比較はできません。
ストレージ速度も測ってみましたが、シーケンシャルリードが7921MB/s、ライトが5867MB/sとかなり爆速です。大容量ファイルの読み書きでも待ち時間はほぼ気になりません。
爆速すぎて大容量ファイル扱う動画編集も快適
| スコア | 評価感 | 実際の使い勝手(イメージ) |
|---|---|---|
| ~600 MB/s | 最低限 | HDDよりは速いが、最近のSSDとしては控えめ。アプリ起動や読み込みはやや遅く感じることがある。 |
| 600~1,500 MB/s | 普通 | 日常用途では問題ないが、最新SSDと比べるとアプリ起動や読み込み速度はやや見劣りしやすい。 |
| 1,500~3,500 MB/s | 快適(主流) | アプリ起動やファイル読み込みがスムーズで、普段使いでは不満が出にくい。 |
| 3,500~5,500 MB/s | 高速 | 大きなデータの読み込みやアプリ起動もかなり快適。上位クラスのSSDらしい速さ。 |
| 5,500 MB/s~ | かなり高速 このPC | 高速なNVMe SSDらしい性能で、重いデータを扱う場面でも待ち時間を感じにくい。 |
※CrystalDiskMarkはストレージ(SSD)の速度を測る指標です。PC全体の性能ではなく、主にアプリ起動やファイル読み込みの速さに影響します。
バッテリー持ち
バッテリー評価:かなり長め
70Whの大容量バッテリーを積んでいて、公称の最大バッテリーライフは24時間です。実際のバッテリーレポートでも設計容量70,820mWhとしっかり公称値通りの数値が出ていました。標準の充電器も軽いので、バッテリー残量をそこまで気にせず持ち出せるのは正直かなり助かります。
公称通りの70,820mWh設計容量
USB-C充電にも対応していて、手持ちのAnker製サードパーティー充電器でもちゃんと充電できることを確認しました。今の時代、USB-C充電に対応しているのはやっぱり助かりますね。
サードパーティー製でもちゃんと充電できた
ファン音と発熱
気になるファンの音と発熱もチェックします。アイドル時は実測で約20dBとほぼ無音に近い静かさでした。
約20dBでほぼ無音レベル
負荷をかけた状態でも実測約38.5dBと、40dBを超えないところに収まっていました。今まで見てきたPCの中では静かな方だと思います。
40dB切ってるのは結構静かな方
| 騒音レベル | 評価感 | 体感イメージ |
|---|---|---|
| 30 dB未満 | ほぼ無音 アイドル時 | ファン音はほとんど聞こえない。図書館並みの静けさで、集中作業にも最適。 |
| 30〜35 dB | 静か | わずかに聞こえるが気にならないレベル。静かな部屋でも作業に集中できる。 |
| 35〜40 dB | やや聞こえる 負荷時 | 「回ってるな」と分かる程度。作業の邪魔になりにくく許容できるレベル。 |
| 40〜45 dB | うるさめ | 静かな環境では気になりやすい。ヘッドフォンを使いたくなる場面もある。 |
| 45〜50 dB | うるさい | 長時間使用するとストレスになりやすい。冷却優先の設計といえる。 |
| 50 dB〜 | かなりうるさい | 高負荷時に目立つ騒音レベル。ゲーミングPC的な冷却設計で性能重視。 |
排気口は本体の後ろ側(ヒンジ部分)にあるので、左右に手を置いていても温かい風が当たらないのもポイントです。
手元に熱風が来ない設計
拡張性
インターフェースも結構充実しています。左側にはUSB-A、HDMI、USB-C、イヤホンジャックが並んでいます。
左側だけでもかなり揃ってる
右側にもUSB-Cがあるので、SDカードスロットこそありませんが、USB-Cハブを1つ持っておけばいくらでも拡張できます。
右にもUSB-Cがあるから充電しながら作業も可能
HDMIで外部ディスプレイに出力してみましたが、問題なく使えました。
HDMI接続もバッチリ映る
さらにUSB-Cを使えば2枚のディスプレイに同時出力することも可能で、デスクトップ的な使い方もできます。このPC1台でトリプルディスプレイ環境を組める拡張性の高さは正直かなり優秀です。
デスクトップ化するとかなり快適
ちなみに僕が最近購入したUGREEN製の小型USB-Cハブを繋いでみましたが、こういうハブを1つ持っておけば拡張性の不安はまずなくなります。
小型ハブ1つあれば安心
Webカメラの実用性
内蔵Webカメラは500万画素で、実際にカメラアプリで撮ってみるとかなり明るくて綺麗な映像でした。センサーの性能も良さそうです。
内蔵カメラでここまで撮れれば十分満足
しかもプライバシーシャッターも備わっているので、物理的にレンズを塞げば安心です。Windows Helloの顔認証もカメラ位置に近づきすぎると案内が出るくらい精度が高い印象です。
プライバシーシャッターがあればさっとこちら側の映像を隠せます
スピーカー音質
スピーカーはPoly Studioブランドのデュアルスピーカーで、実際に映画を見ながら試してみましたがかなりサラウンドが広がる音質でした。10点中10点あげてもいいくらいの満足度です。
音の広がりが10点満点レベル
セキュリティ機能
顔認証機能がついているので、顔を向けるだけでWindowsのロック解除ができて便利です。カバーを開けたらすぐに作業を再開できるのは地味にありがたいポイント。指紋認証には非対応ですが、顔認証だけでも十分実用的です。
顔を向けるだけでサッとロック解除
価格
価格はメモリ16GBのAMD Ryzen AI 5構成と32GBのRyzen AI 7構成でかなり差がありますが、一般的な用途なら16GB構成でも十分こなせます。この質感と性能を考えると¥204,600で買えるのはかなりお買い得です。半導体需要でメモリ価格も上がっている今の状況を考えると、なおさらコスパの良さが際立ちますね。
総評
2in1にもなって性能もあり、質感も価格の割にかなり高いPCです。グレア液晶の映り込みや1.4kg超という重さは気になるポイントではありますが、その分土台がしっかりしていてタイピングもしやすかったので、正直メインマシンとしても普段使いできる完成度だと思います。僕の意見としては、「1台でノートとタブレットを兼用したい人」や「動画やイラストも楽しみたいコスパ重視の人」にはぴったりの一台だと言えるでしょう!
2in1×高い質感が最大の武器!
価格
販売サイト
※ 価格は変動します。最新の価格・在庫は各ストアにてご確認ください。